ミシマ・オーエー・システム株式会社は、北九州市の「令和５年度DX推進補助金」に採択され、市内の中小企業向けに「DX推進人材育成講座」を実施しました。

　この講座は「デジタル技術だけでなく、現場の課題解決能力やコミュニケーション能力など、中小企業で実際に必要とされるスキルを重視し、具体的なビジネスシーンに即したプログラムを提供する」ことを目的としており、ただ知識を詰め込むオンライン受講ではなく、集合教育でワークショップを取り入れ、自社の課題をDXで解決するためのプロジェクト推進力を身につけていただくたことが大きな特長の１つです。

　講座は、DX の定義やDX が求められる背景、業界事例など、知識を深める講義からスタートしました。知識を深めた後は、マンダラチャートで物事を深堀し、思考を深め、課題化する方法を実践。各社ミックスしたグループで交流を深めつつワークに取り組みました。

　2日目3日目は「①顧客の課題」「②自社の提供価値」「③自社の問題の抽出」「④問題を解決するための課題」を整理するワークショップを実施。最終的にそれぞれ独立した4つのワークが１つの線で繋がり視覚化されたことに受講者からは驚きの声が上がっていました。さらに、抽出された課題を実行するために「アクションシート」を作成。自社の課題に優先度をつけ、そこにデジタルが活用できるかを判断。これが各社のDXのアクションに繋がっていきます。

　これらのワークショップは受講者のみなさまからも大変好評で、「課題や情報の流れを整理することで自社の課題が浮き彫りになった」「多様かつ俯瞰的な観点で物事を分析する手法を知ることができた」「DXはあくまでも自社課題を解決する手段だということが分かった」との声をいただきました。

　「DX推進人材」という講座名のとおり、各社のDXを推進していく人材づくりをサポートし、MOASの「DXアクセラレータ（= DXを加速する者）事業」の一貫として今後も地元中小企業のDX推進を加速させていきます。