【共同製作WGインタビュー】アイデアを実現していく楽しさ【第3回】

初回「各社の若手精鋭メンバーが集まった!」(第1回/全6回)を読む

前編「アイデア出しは生みの苦しみ!?」(第2回/全6回)を読む

アイデアを実現していく楽しさ(第3回/全6回)

2回目の企画会議で、他の展示会で作っていたロボットをベースに進めるということになりました。
ベースがあった分スムーズに実装できたのでしょうか?
ベースのロボットは、PLC制御でタッチパネルで応答させるものでした。
でも今回の展示ではコントローラーで動かすことになったので、PLCではリアルタイムに制御できなくて、遅延が発生する問題がありました。
自分が自社の業務DX化のために勉強していたPythonでならリアルタイム制御が実現できることがわかったので、初めて挑戦してみました。
自分の方では、最初は自社にあった簡単なスティックで、後半はPCゲームのフライトシミュレーター用のコントローラーを使って、簡単な試作品を1ヶ月程度で製作しました。
それをもとに裵さんにロボットへのつなぎ込みをやっていただいたんです。
自分も今回初参加だったので、いろいろアイデア出そうとしました。
今回はドーナツをつかむハンド部分で、業務のノウハウを活かしてハンドの設計を担当しました。
工夫した点はありますか?
今回のアタッチメント、グリッパーの先端の形状をうまく加工して、適度な難易度にすることを目指しました。
うまく行けば5個以上取れるようなギャンブル性を実現できてよかったです。
今回の装置は難易度的にとてもちょうどよかったんですが、それは出口さんががんばってくれた成果ですね。
ここでの経験は今後も役立ちそうですか?
本番中も折れたり曲がったりしませんでしたが、その強度設計は今後の業務でも生かしていけると思います。
「こうやったら強度上がるよね」というのを考えてパーツ分けされてたし、すばやく出来上がってきたので、普段の経験があってのものなんだなと思いました。
周りからはたくさん要求が出てきて、「これ斜め移動できないの」「もっと早く」とか。(笑)
そうそう、それをすべて吸収してくれて、ハンドとアーム制御の連携改良とか、すごいスピードですごく密に行われていることに感心しました。

いよいよ完成したロボット、次は展示の工夫について伺います。

見せ方もセンス!本番は大成功!!」(第4回/全6回)に続きます。

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